以前、リニューアル前のこのブログで紹介した、
榎田尤利さんの
魚住くんシリーズが、ハードカバーになりました。
文庫発売していた出版社がずいぶん前に潰れ、その後はネットか古本屋でしか手に入らず、しかもネットでの販売価格は古本にもかかわらず新刊以上という状態でしたが(私は間違えて購入し、全五巻を2セット持ってます)、今年の春ごろに、再版されるという噂を聞いていたので、「出版社が変わるだけで、仕様は同じ」と勝手に思い込んでいたら・・・・
昨日、ほぼ一か月ぶりくらいに本屋に行ってしまったのが間違いでした。
BL棚に平積みのハードカバーが・・・・文庫5巻分を全2巻にまとめたものです。
白い表紙に帯の茶屋町先生のイラストが素敵・・・普段、帯を捨ててしまう人も、この帯は捨てられないね
タイトル見てすぐわかりましたが、それでもと思って内容をチェック・・・・グェ!・・書き下ろしがある・・・そんな・・・そんなことって・・・。
榎田さん、もう魚住くんは書かないって言ってたでしょ!?
だから、安心してたのに・・・そんなのないよ・・・買わないでいるなんて出来ないじゃないかぁ!
まあ、「
夏の子供」までの時間軸の中でのエピソードということなので、続きじゃないからってことなのかもしれないけどさ。
1冊1800円、2冊で3600円はキツイですマジで。
そんなこんなで、久しぶりにちょっとイチャイチャしている久留米と魚住が読めて嬉しかったです。
書き下ろしの内容は、ネタバレになるので触れないでおこう。
全部読み返して思ったんだけど、こんなに完成度が高いのに、今時CDドラマ化とかしないのは何故だろう。
最近の小説の主流である、会話部分だけ読めば内容がわかる的な、お手軽小説ではないし、心理描写、情景描写が多い本だから、脚本にしづらいのかも。
まあ、たとえCDドラマ化されたとしても、キャラの声が私のイメージから外れてたとしたら、それはそれで嫌なんだけどさ。
CDドラマ化しづらかったろうと想像できるのは、同じJUNE生まれの秋月こうさんの「富士見二丁目交響楽団シリーズ」
あれは、三ツ矢雄二さんが脚本担当されてたっけ。
旨く、原作にきちんと沿って出来ていて、とても良い脚本だった。
主人公、悠季の一人称で書かれた小説だったんだから、悠季役の置鮎さんはずーっとしゃべりっぱなし。
大変そうでした。
このドラマCDのおかげで、桐ノ院役の増谷康紀さんを知って、パソコン通信始めて、ニフティーの増谷さんのFCに入って、オフ会とか参加して、友達作って、増谷さんにも何度かお会いできたのよねぇ。
懐かしいなぁ。皆、元気かしら。
おっと、脱線でした
「
夏の塩」「
夏の子供」はこちらから↓
テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学